「黒にんにく」「にんにく卵黄」、その他類似品の特長と効能


ここではにんにくの低臭(無臭)加工品、あるいはにんにくの名を冠した他の食品類について、そのいくつかをご説明します。


●黒にんにく

黒にんにくは普通の白にんにくを数週間~1ヶ月程度熟成・発酵させたもので、その間に色が真っ黒に変化したものです。

熟成によって臭いのもとであるイオウ化合物が減少し、あの特有の臭いがほとんど無くなります

発酵によって味も生にんにくに比べ、もっと甘酸っぱくなります。


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熟成されることにより、強力な抗酸化作用を持つ水溶性アミノ酸の一種「S-アリルシステイン」が生成されます。

S-アリルシステイン」、そして同じく黒にんにくとなることで含有割合が大きく増加する「ポリフェノール」の作用によって、動脈硬化の予防や改善・悪玉コレステロールの減少などの効能をもたらします。


●にんにく卵黄

にんにく卵黄は、にんにくと卵黄を練り合わせて煮詰めたり、あるいは卵黄油ににんにくエキスを加えるなどの製法で作られ、文字どおり「にんにく」と「卵黄」を合体させて製品化したものです。

一般的に、錠剤やカプセル剤などのサプリメントとして販売されています。

にんにく卵黄の長所は、「卵黄」の栄養素とこれまで見てきた「にんにく」のメリットを一度に摂取できる手軽さにあります。

完全食品と言われる卵の「卵黄」には、必須アミノ酸・カルシウム・鉄・ビタミンAやDなどのミネラルが豊富に含まれています。


さらに卵黄に含まれる「レシチン」は、人間の細胞膜の主成分として特に脳や肝臓の細胞膜に大量に含まれていることから、細胞を若々しく保つ作用があるとされます。

卵黄とにんにくが合体することで、にんにくの「アリシン」と卵黄に含まれる「中性脂肪」が結合して「脂質アリシン」に変化します。


この「脂質アリシン」はビタミンEと同等の効能を有するとされ、同じく卵黄に含まれる「レシチン」の作用をいっそう活性化させることから、悪玉コレステロールの分解を促すとされます。


●行者にんにく

行者にんにく(ギョウジャニンニク)は北海道や本州に自生するネギに似た山菜で、にんにくではありません。間違えないようにしましょう。

名前の由来は、山で修行中の行者(ぎょうじゃ)が食べて修行したことにあるようです。

春から初夏が旬の山菜ですが、加工品は一年中入手が可能です。


抗酸化作用が非常に強いのが特長で、摂取によって血中の過酸化リン脂質が減少してLDLコレステロールの酸化を抑えるため、動脈硬化予防に適した食品です。

刺激ある香りと味はにんにくと同様、「アリシン」の働きによるものです。


にんにくよりもアリシンを豊富に含んでおり、また食べたときの風味・においも近いため、やはり食後の口臭エチケットは必要になりますね。

疲労回復や滋養強壮効果がある点も似ていますが、そうはいっても分類上は、にんにくとは完全に別物です。


●にんにく注射

にんにく注射は「ビタミン注射の一種」で、にんにくエキスが入っているわけではなく、その正体は「ビタミンB1を中心とした水溶性ビタミン群」です。

注射した時ににんにく臭がしてくることにより、そう名づけられたとのことです(ちなみにこの臭いは、数分程度で消えます)。


疲労や倦怠感の回復に「即効性」を求める方、とりわけスポーツ選手に愛用者がたくさんいます(もともとこの注射を編み出したのは、Jリーグのスポーツドクターを勤めていた方です。)。


含まれるビタミンB1は、糖質の分解や筋肉に蓄積した疲労物質(乳酸)を取り除くのに不可欠な栄養素であり、 疲労時に摂取することによって即効性を期待することができます。

一般の方なら1~2週間に一回程度、これを打つことで効果が充分得られるとされます。


ひとつ前の記事は「にんにくの効能を失わずに臭いを抑える」です。


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